プロレス観戦記 20090726 仙台女子プロレス

という事で、プロレスラーでもプロレスでもない、プロレスど素人の人間が感想を書かせてもらってるこの観戦記。
今回は仙女の松島大会。
7月の地方興行3連戦の最終戦。
んで、今日の見所は
　エスイと水波のシングルマッチ！
ですかね。
だって、第1戦で水波が負けてる訳ですから。
ちなみに、第2回じゃじゃ馬トーナメントでは水波が勝ってます。
どんな試合になるのかしら。

さて、そんな感じで会場。
昨日に比べるとかなり盛況といった感じ。
しかし、昨日の体育館に比べるとエアコンが無いというのが難点。
ちなみに、昨日は10人未満だったレッドフレンジャーは今日は結構いました。


オープニングは昨日と同じで柴田三兄妹の三味線。
曲目も昨日と同じですが、面白かったです。
三味線は三味線で面白そうだよね、マジで。
ちなみにZAZEN BOYSの向井秀徳はMATSURI STUDIOを作った理由は三味線を自宅で弾いてたら苦情が来たかららしい。

演奏後、昨日と同じように里村が挨拶。
これまた昨日と同じように腰の影響かぎこちない動き。
挨拶もやっぱり会心の出来という訳でもなく。
で、ここで社長がリングインし、松島の教育関係者の方々に今回の売り上げの一部を寄付するセレモニー。
その後、選手入場式。
今回は水波が挨拶。
ちょっと怪しい感じでしたが、とりあえず及第点かと。



1.松本浩代（息吹） VS 石野由加莉
何気に前から石野と松本はちょっと似てると感じてた俺。
この対決は何気に楽しみ。
予想通り、両者真っ向勝負でガンガンぶつかっていく。
これよこれ、第一試合はこうじゃなくちゃ。
しかし松本、仙女の一期生と同期なのに完全に一人だけ頭抜けちまったなぁ。
もう若手って感じじゃないもんね、試合振りが。
石野の技を真正面から受けた上で全然相手にペース握らせない。
正直、試合振りが井上京子等を連想させる若手らしからぬものでした。
そりゃ石野も頑張ってたけど勝てないよ。
松本のミサイルキックを受けても3カウント許さなかった事は賞賛に値するかと思うけど、東海道落とし食らったらそりゃ3カウント許すわ。
松本はキャリアを考えるとこういう試合振りは色々と言われるかもしれないけれど、俺はこれで良いと思います。
　
　





2.小林華子（伊藤道場） VS DASH・チサコ
昨日と同じカード。
しかし、昨日と同じ展開にはならず。
昨日に比べて華子の動きがよかった。
ファンが来てたからでしょうか。
チサコもチサコで動きは悪く無かったです。
でも、試合の構成がよくなかった。
ほぼ勝利を手中にしてたのにフィニッシュのタイミングを遅らせた為に小林に逆転されて敗退。
ダイビングフットスタンプからすぐにフィニッシュに持っていけばたぶん勝ててたと思うんだけどなぁ。
ちなみに、俺は小林華子のダイビング・ボディプレスは認めない。
何故なら、フォームが美しくないから。
　
　



休憩
里村のサイン会。
お前里村のサイン入りグッズ何個持ってんだよってぐらいの勢いでまたも購入。
でも、未だに里村には覚えられていない模様（笑）
昨日もサイン会に行ってるのになぁ、全然気付かれないってのはすごいなぁ、俺。
どれだけ存在感ねぇんだよと。
まぁ、良いんですけどね。
たぶん社長とか宇田川さんとかマネージャーさんには覚えられてるから（笑）


3.エスイ（息吹） VS 水波綾
俺が楽しみにしてた試合。
が、思わぬアクシデントが発生。
なんと、
　水波、膝を負傷し試合続行不可能。
試合は無効試合となりました。
エスイと水波がいい感じのグラウンド勝負をしている際に発生。
グラウンドでの攻防でエスイがバックドロップ風味な投げで水波を投げた時に水波が膝をやってしまった模様。
異常な痛がり方をする水波に伊東幸子レフェリーがタイムストップを要求し、人生社長や里村、パンチさんまでも駆け寄る緊急事態。
セコンドがバタバタしてたと思ったら、長机が運び込まれ、長机を担架代わりに水波を運び出される。
結局、水波の膝の負傷による無効試合となった。
エスイがかなりショックを受けていたようで、涙目になりながら観客に礼をして退場。
一部の観客から『チサコが試合しろ！！』と声が上がってたんだけど、俺は否定的だね、その声には。
俺が見たかった試合ではないし、何よりこの状況ではエスイは絶対良い試合できないもん。
　






4.Ray（息吹）＆ 大畠美咲（息吹） VS 悲恋 ＆ KAORU（フリー）
セミがアクシデント発生のために非常に空気が悪くなってる中での試合。
出場する選手は気合入れてたことでしょう。
最初から決まってたのか、急遽変えたのか不明だが、メインの選手は一人一人入場。
まず始めにRayが入場。
そこでセコンドの松本が空気を変えるべく率先して手拍子したり観客を煽ったり。
松本、頑張ってるなぁ。
Rayはいつも通りの入場なんだけど、やっぱり初見の人が多いからかあのトップロープを飛び越えての入場でかなり盛り上がった。
あれでかなり救われた気がしたわ、俺。
そこからは選手入場の際に結構盛り上がる（とはいえ、レッドフレンジャーはあくまで仙女側でしか盛り上がらないのだが）。
そしてコールの際、凄い量の紙テープが。
なんか里村が入る時以上に舞ってた気がするわ、紙テープ。
で、握手と同時に息吹側が襲い掛かって試合開始。
KAORU、悲恋をコーナーに押し込みRayがスペース・ローリング・エルボーをかましたり。
で、乱戦から悲恋と大畠の対決になり、ボディアタック連発して優位に立つ大畠。
Rayに変わっても悲恋の劣勢は変わらず、スペース・ローリング・エルボーからスタナー、更に連続チョップも食らう。
そこから悲恋が反撃し、ドロップキックで形勢逆転し、KAORUにタッチ。
KAORUはここでロメロ・スペシャルを決め、場内拍手喝さい。
試合は悲恋とRayとなり、Rayはヘッド・シザース・ホイップから619を決める。
その後、悲恋と大畠になり、悲恋は丸め込みを返されてからアンクルホールドで攻め込むもギブアップは奪えず。
そして悲恋はKAORUと変わり、大畠がダイビング・ボディ・プレスを狙うとそれをドロップキックで迎撃。
最後はエクスカリバー→バルキリー・スプラッシュで決着。
正直、このメンバーだったらKAORUさんが勝つのが一番波風立たずにいいかと思ってたんで、これで良いと思います。
しっかり納得のいくフィニッシュでしたしね。
　　
　　




試合後、悲恋のサイン会が。
しっかりサインしてもらいました。
しかも、一番乗りで最後の一枚だったポートレートに（笑）


悲恋にサインを貰い、じゃあ帰りましょうかと出口に行くと、里村、石野、チサコがお客さんをお見送り。
たぶんセミのこともあったからだろうね、こういうお見送りは。
こういう気遣い、重要ですよね、うん。






では、本大会の総括を。
　アクシデントに見舞われはしましたが、なかなかよい興行でした。
もしかしてレッドフレンジャーが多いか少ないかが重要ポイントなのかな、盛り上がりについては。
とりあえず、試合は盛り上がりました。
第一試合、よかったです。
第二試合、チサコにとっては残念だったけど、昨日よりは小林華子は良かったと思います。
第三試合、水波は大丈夫かなぁ。
第四試合、みんなそれぞれ見せ場はあったと思います。
まぁ、大畠はこれっていうフィニッシュパターンがないんであれでしたけど。
で、俺的に今大会のMVPは松本かなと。
贔屓の押し倒しといわれるかもしれないが、松本の試合は面白かった。
石野が思いっきりぶつかっていっても真っ向から受け止められる松本の姿は結構よかったよ、マジで。
試合のほかにもセコンドで盛り上げるのに一役買ってたりしてるところもよかった。
次点はRayとKAORUさんかな。
Rayは華麗な入場や619などの飛び技で、KAORUさんはロメロ・スペシャルとバルきりースプラッシュで観客を魅了したからねぇ。そんな感じで冒頭に書いたけど、アクシデントがあったけど、良かったと思います。
あとさ、エスイなんだけど、エスイが悪い訳じゃないので、エスイは気に病む事は無いです。
エスイの表情が曇ったままで退場してたのが引っかかっててさぁ…

と、今回の興行はよかったのですが、先については何気に不安もある訳で。
だってさ、
　今後の予定が一切発表されてないんですよ！？
不安になるじゃないですか、ファンとしては。
もしかすると今年一杯は開店休業状態かもね。
他のプロモーションや団体に出させてもらったりとか、そんな感じかなと。
だってさ、選手の総数6人でうち2人が欠場中、更にもう1人欠場者になりそうな感じなんだから。
ん～、厳しい。
まぁ、どんなことがあっても俺は仙女を応援するつもりですけどね。